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ソニー MDR-EX500SL

さて、今日のネタはソニーのイヤホン『MDR-EX500』です。
先日、上位のEX1000をネタにした時に、この機種は聞き比べを出来ませんでした。
が、その後に聞き比べを行いましたので、それも含め今回のネタにしたいと思います。
まぁ、機種単体では今更感満載というか、もはや型落ちで生産完了の機種。
後継機のEX510も出ています。
でも!
だからこそ今、この機種をネタにしようと思うのです。
後継機との聞き比べも出来ましたので。


ではでは、まずはEX1000との聞き比べ結果からです。
とは言っても、圧倒的にEX1000の方が明瞭なので、そこは比べるまでも無いのですが…
チューニングは両者とも似ている感じでフラット。
EX500は、ちゃーんとローエンドからハイエンドまで鳴らしています。
さすがEXモニターの系譜、価格は4万も違えど、その血は引いていますね。
音場も両者共同じぐらいワイド。
…ん?
それは…ちょっとおかしいぞ…
確か、EX1000とEX700を聞き比べた時、明らかにEX700の音場は微妙に狭かった…
という事は、このEX500はEX700より音場が広いという事…?

それはとりあえず置いといて、次にいきましょう。
次は、EX500とEX510の聞き比べです。
両者はそれぞれ同じ価格の機種。
前任機と後継機の戦い、という訳ですね。
カタログスペックでは、やはり後継機のEX510の方が再生周波数帯はワイド。
でも!
スペックだけで語れないのがオーディオの世界。
実際に聞いてみなければ、その真価は分かりません。
で、実際に聞き比べてみた所…
前任のEX500は、アルミハウジングのお陰なのか、高音域まで良く鳴りますね~。
一方、後継のEX510は制振ABSの為か、高音域はやや弱い感じ。
というか、何だか低音よりな感じがしました。
フラットに近いのは、前任のEX500かな…?


では、聞き比べはこの辺りにしておいて、
ここで一度『EXモニターシリーズ』の歴史をおさらいしたいと思います。

EXモニターは、その名の通りモニターを目指して作られたシリーズ。
ソニーがモニターヘッドホンで培ってきた技術、それらがふんだんに使われています。
で、EXモニターで始めて登場した機種は、【MDR-EX90SL】と【MDR-EX85SL】でした。
EX90は1万、EX85は5千という価格。
この頃はまだ、ドライバーユニットは専用設計ではなく、
他のユニットと同型のユニットを使い、それを音質調整パーツで補った…
との事だそうです。
その音の信頼性は、私もDTMで使っている程。
一番の愛用は、このEX90なのです。
それにしても、この2機種が出た当時は驚きましたね~。
何より、その形状が新鮮でした。
オープンエアに、カナル型をくっ付けたような形。
後に『アングルド・イヤーピース』なんて呼ばれるようになりましたが、
あの形は画期的でしたね~。
でかいユニットも、これなら問題なくカナル型に使え、しかも安定性がある。
ただまぁ、遮音性は欠けてしまいましたけどね…

それから、そのEX90よりも良い音を…!
という事で作られたのが【MDR-EX700SL】でした。
私の『最終兵器』です。(今ではEX1000が『真・最終兵器』としての任を果たしています)
3万の機種で、ここから型番の構成も変わります。
ハウジングはマグネシウムで、ユニットも専用設計。
世界初の、カナル型16mmダイナミックドライバー搭載。
そのユニットを搭載する為に、搭載方法を『バーティカル・イン・ザ・イヤー』に変更。
ダイアフラムは、マルチレイヤーダイアフラムという新しい物を搭載。
イヤーピースも、新型のハイブリッドシリコンイヤーピースを開発。
ここから、EXモニターは大きく舵を切ったというか、転換点だった訳ですね。
今、こうして見ると、このEX700で採用された技術の大半が、
今のEXモニターでは当たり前のように使われています。
この機種を初めてみた私は、やはり前回同様、その形状に驚いたものです。
そう来たか!…と。
こちらも画期的なユニット搭載方法。

さて、そうして3種類のEXモニターがラインナップされました。
【EX700】>【EX90】>【EX85】
当時はこんな感じでしたね。
そして、EX700が出てからしばらくして、
ある意味当然のごとく、その下の機種のモデルチェンジが行われました。
もちろん『バーティカル・イン・ザ・イヤー』が一番のトレンド。
ここで、今回の主役が登場する訳です。
EX90の後継は【MDR-EX500SL】
EX85の後継は【MDR-EX300SL】
どちらのモデルも、その前のモデルの『感じ』を引き継いでいました。
カラーリングしかり、作りしかり…
音もフラットに近く、やはり血は引き継いでいましたね。
装着感は変わりましたが、パッと見『あぁ、あれの後継ね』と分かる見栄えでした。
しかし、EX500は専用設計のユニットを搭載し、
マルチレイヤーダイアフラムを搭載し…と、
EX700で培われた物が、ここぞとばかり使われていました。
まさにEX90の後継に相応しい機種だったのです。
これでラインナップは、
【EX700】>【EX500】>【EX300】
と変わりました。

そのラインナップでしばらく続いた後、
その『バーティカル・イン・ザ・イヤー』の技術を使い、
ノイズキャンセリングイヤホンが出され、
XBシリーズが出され…
えぇ、それらも入手しましたとも。
そのユニット搭載方法は好きでしたし、音への信頼もあったので。

で、更にモデルチェンジが行われた訳ですが、
このモデルチェンジから、EXモニターシリーズは混沌としてきます。
これまで1万の価格帯を担当していたイヤホンは、
アルミハウジングから制振ABSへと変更。
この『制振ABS』が、今回のモデルチェンジのトレンドの1つ、
そして『フィッティングアシスト機構』の搭載が、トレンドの2つ目です。
まぁ、制振ABSに関しては、私は今の所疑っています。
上にも聞き比べがありますが、やはりチューニングは低音よりでした。
…ちょっとモニターっぽい音じゃなかったというか、これまでの血が薄まった感じ。
とりあえず、後継としては…
EX500の後継は【MDR-EX510SL】
EX300の後継は【MDR-EX310SL】
だった訳ですが、一時期は両者が混在する事が起き、
カタログにも両方のイヤホンが載っている情況がありました。
で、更に上位の機種も開発され、EX700はディスコンに。
上位機種は【MDR-EX1000】と【MDR-EX600】
まぁ、EX600は2万かつアルミ+制振ABSという設計なので、
EX700とどっちが上なの!?…なんて突っ込みたくなります。
で、
【EX1000】>【EX600】>【EX510】>【EX310】
これが現行のラインナップという訳です。


長くなりましたが、先ほど置いておいた『音場』の話しに、ここで戻ります。
今回の主役『MDR-EX500』の音場感は、最新のEX1000にも匹敵します。
というか、ほぼ同じ様な音場の作り方になっています。
ただ、EX700は微妙に音場が狭く感じ、EX90においては、もっと狭く感じます。
ここで、直前まで書いていた『歴史』を思い出して下さい。
EX500が出たタイミングは、EX700の『後』です。
つまり、徐々に音場の改善が行われ、このモデルで一段落した…とも考えられます。
このEX500は、過去を引き継ぎつつも、今に繋がる物も持っている。
そんな『名機』であると、私は思っています。
今でこそ生産完了してしまいましたが、『音』と『作り』の面ではEX510より好きかな…


最後になりますが、以上は私の見解です。
まぁ、EX700の音場は狭い狭いと言っていますが、微々たる物だと思います。
私の中では、このEX700はやはり高級機の部類。
そして、EX1000が来るまでは、本当の意味でも『最終兵器』でした。
今でも頼りにしているイヤホンですし、良い音を出してくれます。
あくまで私の聞こえた感じなので、
「いや別に狭くないし!」
という方は、別にそれで良いと思います。
人の耳は、皆が皆、同じ様に聞こえている訳では無いですからね。


こうやって色々なイヤホンを持つと、それぞれの『個性』を感じて面白いですね。
同じメーカー、同じ価格、同じランク、同じ系統でも、出てくる音は千差万別…
全く同じイヤホンなんて、存在しないのが面白い。
EX1000が来た事で、またこうして新たな発見が出来た気がします。
これからも、色々なイヤホンの個性を楽しんでいけたらなぁと思います。
もちろん、このEX500も当然ながら、これまでのイヤホンも大事にしつつ…でね。

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素晴らしいレビューでした。
全くもってその通りです。
mdr600と700ははっきり言ってぼったくりなんですよ。500にも及ばないなんてね…笑

コメントありがとうございます。



> 全くもってその通りです。
> mdr600と700ははっきり言ってぼったくりなんですよ。500にも及ばないなんてね…笑


EX600に関しては、私は所持していませんので何とも言えないのですが、
EX700に関しては、まぁ…時代の違いもあるんじゃないかな…と思います。
何だかんだで、EX700はEXモニターシリーズで『3番目』に出た機種で、
当時は『EX90・EX85』が全盛期の時代でした。

あの当時は、まだEXモニターで使われるユニットは汎用ユニットで、
そのユニットに対し、音響調整パーツをふんだんに使用して音を調整していたんですよね。
そんな時代に、専用設計の16mmドライバーユニットを引っさげ、ダイアフラムもML化…
更に、筐体もユニット一体になる様に設計し、素材はマグネシウム…
イヤーピースもハイブリッド化…
まさに『新技術の塊』として出されたEX700は、
当時EXモニターを引っ張っていたEX90を、軽く凌駕した音を出してくれました。
やや音楽鑑賞寄りになったチューニングでしたが、
解像度はEX90よりも良く、繊細な音を出していました。
…当時は。

やはり、技術の進歩・技術の熟成という観点から見ると、
後発の方が出来が良くなっていきますし、有利なんですよね。
そう見ると、EX500は『絶妙のタイミングで出た』と言えるんじゃないかと思います。
EX90で使われた『アルミハウジング』の技術、
EX700で使われた『アングルド・イヤーピース、専用設計ユニット・筐体』などなど…
EX500って、これまで使われた技術の塊で、
初めてそこで使われる新技術が投入されていないんですよね。
だからこそ、EX510とか、後で出てくるイヤホンと同等、
もしくは互角以上に音を出せるんじゃないかと思うんです。

なのでまぁ、私としてはEX700が3万クラスだったというのは、
当時としては『アリ』だったんじゃないかな…と。
もちろん、現代であの音質であれば、もう少し下がるとは思うのですが、
時代が時代ですからね。
EX600に関しては、やはり所持していないという事でフォロー出来ないのですが、
やはり、音以外にも価格に対する価値があるんじゃないかと思います。


…と、ちょっとフォローしてみました。
私としては、どのイヤホンも『個性』として見るので、
よっぽど酷い出来、例えば左右の音量レベルが違うだとか、
振動版が剥がれかけているのか、音が鳴る度に「ビーン、ビーン」と鳴ったりだとか、
そういった事が無ければ、とりあえずは『個性』として見ます。
チューニングしかり、装着感しかり…
ただ、ATH-CK7は装着感も出来も、個人的には酷いと思いましたが…(苦笑)
「この値段で、この出来かよ!?」
…なんて。
他のメーカーが同価格帯でやっている事を、全くもって実装していなかったんですよね。
作りが荒かったというか、気配りがなっていなかったというか…
グッドデザインが聞いて呆れるというか…
きっと、コメントを頂いた方も、価格に対する期待感と、
実物の出来・性能のギャップが大きくて、期待外れだったのだと思います。
私も上記の様にオーテクイヤホンで経験していますので、
その気持ちはよ~く分かるんですよね…(苦笑)


近頃のソニーは、EXモニターの数を絞って、『METAL EX』なるシリーズを展開しているんですね。
最近はイヤホンから遠ざかっていますが、また新しいイヤホンと出会いたいものです。
プロフィール

岩田

Author:岩田
素敵なドラゴン、いないかな…

ドラゴン・龍・爬虫類好きな、
ドラゴンノベルを書いてる人。
趣味は和太鼓・DTM・自動車関係・自転車・ラジコン・
ゲームなどなど。

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